キャッシングのこれから
法律改正。それは金融業界を大きく変えてしまいました。
法律改正のおかげで倒産を選択したキャッシング業者もあれば、法律改正のおかげでそれまでの生活が激変したという個人もいるでしょう。しかし、法律改正が行なわれた背景にあるのは、金融業界の適正化です。法律改正によって何かしらの問題が生じている人というのは、異常な世界の中でのみ生き永らえる事が出来ていたとも言えるのではないでしょうか。総量規制やグレーゾーン撤廃。これらの法律改正でダメージを受けていない人はいないでしょう。しかし、それはあくまでも異常なものを正常に戻したのです。ですので、法律改正を恨んではならないでしょう。
恨むなら、異常な世界を当てにしてしまっていた自分たちをこそ恨むべきでしょうが、しかし、法律改正以前のキャッシング業界はまさに「我が世の春」を謳歌していましたから、利益が減ってしまった事を嘆いたり、かつての栄華を思い出すのも当然なのかもしれません。しかし、ここで誤解して欲しくないのは、キャッシングそのものがなくなったというわけではありません。
今まで同様、キャッシングはサービスの一環として利用されています。金利も適正ですし、年収証明を提出しなければならなくなってしまったという現実がありますが、しかし、健全に利用している人もいるのです。むしろ、「適正」の範囲内でキャッシングサービスを利用していた人からすると、今回の法律改正はあまり影響がないでしょう。
影響のある消費者は、多重債務者になるのですから、健全に利用していた人からすると、「借りる事が出来るお金が少なくなる」といったものでしかないでしょう。しかし、これこそがキャッシング業界の抱えるジレンマと言えるでしょう。というのも、キャッシング業界からすると、健全に利用している人から得られる利益というのはそう多くはないのです。
むしろ、多重債務者のように、毎月借りては返し、返しては借りて…を繰り返してくれる方が良いお客だったのです。つまり、法律改正はこれまでのビジネスモデルをも変えなければならなくなってしまったと言えるのです。もちろん、それは簡単な事ではないでしょう。ながらく染み付いているシステムなどもありますから、しかし、法律改正は決められてしまった事なのですから、守らなければならない事なのです。収入を無視して融資を行なえば、罰せられるのは利用者ではなく、業者の方なのですから。